電子書籍の利用は→→ ガイドを見る
みなさんは今「編み物ブーム」が起きていることを知っていますか?
かつては「おばあちゃんの趣味」というイメージが強かった編み物ですが、2026年現在、日本や韓国をはじめとする世界中の若い世代の間で、クリエイティブでスタイリッシュな趣味として爆発的な人気となっています。
なぜ今、あえて編み物が選ばれているのか。その背景と、初心者が編み物を始める手順、おすすめの書籍などを紹介していきます!
仕事ではPC、プライベートではスマホ。そんなデジタル中心の生活を送るなかで、自分の手で物理的な作品を作り上げる編み物が見直されています。
ここではブームの要因を、大きくわけて3つご紹介します。
編み物ブームの火付け役となったのは、やはりSNSでした。
Instagramなどのタイムラインには、カラフルな毛糸で編まれたミニバッグやスマホポーチ、花のモチーフなど、思わず「可愛い!」と声を上げたくなるような写真が溢れています。
自分の手で編み上げていく過程をストーリーズにアップしたり、フォローしている友人同士で作品を見せ合ったり。「自分の手で作ったものが形になる」という達成感とその共有が、デジタルネイティブな若者にとっても新鮮な体験として受け入れられています。
既製品にはない「自分だけの特別なアイテム」を持てることも、編み物が見直されている大きな理由です。
自分でアイテムを作ることで、好きな色の糸を選び、自分のサイズに合わせて編むという自分好みのカスタマイズが可能になります。
大量生産品に囲まれる日常の中で、こだわりを100%反映させた一点もののアイテムを自作できることは、忙しい毎日を過ごす中で大きな満足感を与えてくれます。
デスクワーク中心の生活は、想像以上に脳を疲弊させます。常に情報の波にさらされている私たちにとって、編み物は最高のデジタルデトックスツールになります。
編み物は、かぎ針編みなどの指先の細かい動作に意識を向ける必要があります。一定のリズムで手を動かし続けることで、自然とスマホの画面から目が離れ、情報のノイズをシャットアウトできるのです。
この「無心になれる時間」は、疲れた脳を休ませる役割を果たします。動画を眺めて過ごす時間とは違う、静かで贅沢なひとときが、心のゆとりを取り戻してくれます。
「編み物に興味はあるけれど、何から手をつければいいのかわからない」という方も多いはず。特に忙しい毎日を送っている方は、新しいことを始める際にはなるべく手間を少なくしたいですよね。
編み物は思い立ったその日から、自宅の小さなスペースですぐに始められる趣味です。
ここでは、初心者さんが挫折せずに編み物を楽しむためのコツをご紹介します。
最初からすべての道具をプロのように揃える必要はありません。まずは作りたいものに合わせて、以下の最小限のセットを用意するだけで十分です。
最近では100円ショップでも質の良い毛糸や道具が手に入ります。まずは手軽なセットで感覚を掴んでみるのが、賢く始めるコツです。
慣れてきてから、自分へのご褒美として少し良い道具を買い足していくのも、編み物の楽しみのひとつですよ。
編み物には大きく分けて「棒針編み」と「かぎ針編み」がありますが、初心者が最初に挑戦するならかぎ針編みがおすすめです。
かぎ針編みは針を1本しか使わないため、手の動きがシンプルで、途中で編み目が外れにくいというメリットがあります。コースターやスマホポーチ、小さなバッグといった小物なら、数時間で形にできるものも多く、早い段階で「自分で作れた!」という達成感を味わえます。
今の時代、動画サイトを開けば無料でたくさんの編み方解説が出てきます。しかし、デジタル疲れを感じている方にこそ、あえて紙の「本」をおすすめしたい理由があります。
動画だと「今の工程をもう一度見たい」と思ったときに、わざわざ手を止めて巻き戻す必要がありますし、何よりスマホの通知が来ると集中力が途切れてしまいます。
一方、本であれば、開いたまま自分の時間やペースに合わせてじっくりと図解を確認できます。
ブルーライトから離れ、静かにページをめくりながら進める時間は、まさに究極のデジタルデトックス。自分のペースで、何にも邪魔されない癒しの時間は、紙の本ならではの魅力です。
本を選ぶときは、特に初心者の方は「今の自分にできるかどうか」を基準にしましょう。
特におすすめなのが、本の紹介文などに「1日で編める」「はじめての」「初心者向け」といったキーワードが入っている本です。
こうした書籍は、写真が大きく掲載されていたり、基礎の基礎から丁寧に解説されていたりと、挫折させない工夫が詰まっています。
まずは数時間から1日程度で完成する作品が載っている本を一冊手にとってみてください。その小さな成功体験が、編み物を一生の趣味に変えてくれるはずです。


わかりやすい写真プロセス解説つきで、編み物初心者さんも安心して楽しめる書籍。少ない玉数で気軽に編める、かぎ針編みこものを集めた一冊です。流行りの帽子やバッグ、チャーム、キャミソールまで、今すぐ編んで自慢したくなっちゃうかわいいアイテムを全38点掲載。


初心者におすすめ!コットン糸で編むタオルハンカチ、話題の「ニッタオル」手編みならではの柔らかな肌触りとコットン糸を使用した高い吸水性で、日常的にハンカチと同様に使うことができるのが魅力。ベーシックなメリヤス編み、細編みのものから、少し手の込んだ模様編み、編み込み模様のものなど編んでみたくなるデザインを全71点掲載。


かぎ針で編むモチーフを107点集めたパターン集。基本の丸、四角、多角モチーフから、トレンドのドット絵、方眼編みモチーフ、縁編みまでさまざま掲載。形やデザインごとにテーマを分けてご紹介します。掲載モチーフでできる作品の提案も。作品作りのアイデアが広がる1冊です。


必要な玉数が一目でわかる表示付きのニット小物が作れる書籍。短い時間で編める1玉スヌードやポーチ、帽子、マフラー、ソックスなど、装いたくなる、持ちたくなるデザインのニット小物が満載です。


アクリル毛糸で編んだ「魔法のタワシ」は、洗剤なしで汚れを落とせる、環境にやさしいエコなアイテム。キッチンをはじめとする水まわりはもちろん、リビングやデスクまわりなど、いつでもさっと掃除ができるように飾りながら使える、かわいくて実用的なデザインを紹介。すべて編み方解説つき。


作成日数の目安と、必要な玉数が一目でわかる表示付きの、ニット小物が作れる書籍。1日で編めるミニマフラー、帽子、ポーチ、2~3日で編めるスヌード、ストール、バッグなど、少ない玉数でできる大人に似合うおしゃれなこものを50点掲載。


ハンドウォーマーやマフラーバッグなど、かんたんに作れる人気のアイテムが盛りだくさん。オールカラーで編み方ページも見やすく、ポイントになる編み方の写真解説も掲載しています。/岡本啓子監修。
新しく編み物を始めようと思っていても、いろいろとご不安なこともありますよね。
ここでは、初心者さんがよく抱く疑問にお答えします。
A. はい、もちろんです!
今は昔と違い、初心者向けに特化した分かりやすい書籍が充実しています。複雑な編み図が読めなくても、大きな写真やイラストで手順を確認できる本を選べば、独学でも着実に上達できます。
動画での予習も便利ですが、手元の本を「静止画」としてじっくり眺めながら自分の手元と見比べるのが、実は一番の近道です。
A. アイテムによりますが、小物なら数時間から1日程度で完成します。
例えば、かぎ針で編むコースターやミニポーチなどは、初心者さんでも週末の数時間で形にできます。いきなり大きなセーターやバッグに挑戦するのではなく、まずは短時間で達成感を味わえる小さな作品からスタートするのが、楽しみながら続けるコツです。
A. 「失敗はやり直せる」というのも、編み物の魅力のひとつです。
編み目が揃わなかったり、段数を間違えたりしても、毛糸を解いて何度でもやり直すことができます。
完璧を求めすぎず、「一目ずつ進めるプロセスそのもの」を楽しんでみてください。どうしても分からない工程が出てきたら、基本に立ち返れる初心者向けの本を一冊手元に置いておくと、心強いお守りになりますよ。
今、若い世代を中心に再燃している編み物ブーム。それは単なるファッションのトレンドに留まらず、忙しい現代人が自分自身を取り戻すための大切な時間として受け入れられています。
SNSの情報を追いかける手を休め、スマホを置いて、お気に入りの毛糸と向き合う。1目編みずつ丁寧に、自分だけの一点ものを作り上げていく時間は、最高のデジタルデトックスであり、脳をリフレッシュさせてくれる「編む瞑想」でもあります。
デスクワークで疲れた目と心を休ませ、自分好みの色と形を形にする喜びを、ぜひ一冊の本から始めてみませんか?