
最近、編み物に少し興味はあるけれど、「道具をそろえるのが大変そう」「なんだか難しそう」と感じている方の間で、指編み(ゆびあみ)がじわじわと注目を集めています。
指編みは、かぎ針や棒針を使わず、両手の指だけで編んでいく編み方。毛糸さえあれば始められる手軽さと、思っている以上にしっかり形になる仕上がりが魅力です。
この記事では指編みについて、基本の「4本指で編むリリアン編み」、さらに指編みで作れるいろいろなアイテムをご紹介します。
指編みは、指に毛糸をかけて、くぐらせていく動きのくり返しで編み進めます。基本の動きはとてもシンプル! 短時間で形になりやすく、失敗してもすぐにほどいてやり直せるのも特徴です。「ちゃんと完成する」という実感を得やすく、編み物の楽しさを自然に感じられます。

指編みは、編み図を見たり、編み針を使ったりする必要がありません。使うのは毛糸と自分の指だけ。道具をそろえる手間がなく、思い立ったときにすぐ始められるのが魅力です。
また、最近はSNSで子どもが指編みに挑戦している様子が見られます。道具が少なく、難しい工程もないため「子どもにもできる手芸のひとつ」として取り入れやすい点が人気の理由のひとつ。説明を細かくしなくても、一緒に手を動かしながら進められるので、大人にとっても安心感があります。
基本の「4本指で編むリリアン編み」を覚えるといろいろなアイテムが作れるようになります。

糸の端を写真のようにおき、糸の輪の中に右手の親指と人差し指を入れ、矢じるしのように糸をつまんで引き出します。

糸を引き出したところです。左手で糸の端をつまみ、矢じるしのように引いて輪を引きしめます。ループができました。

糸のループを左手の親指にかけます。糸を矢じるしのように中指と小指の後ろに通します。

今度は小指の前を通り、薬指と人差し指の後ろに通します。

指と指の間を糸が交差するように通りました。矢じるしのように糸を手のひら側に持ってきます。

人差し指の前にかかっている糸を、画像5の手のひら側に持ってきた糸の下から右手で引き出します。

引き出したところです。

左手の人差し指を軽く曲げ、引き出した糸を人差し指の後ろにまわします。

糸が後ろ側にまわりました。

1目が編めました。同じように中指にかかっている糸を右手で引き出します。

引き出したところです。

中指を軽く曲げ、引き出した糸を中指の後ろにまわします。

糸が後ろ側にまわりました。

薬指にかかっている糸を右手で引き出します。

薬指を軽く曲げ、引き出した糸を薬指の後ろにまわします。

小指にかかっている糸を右手で引き出します。

小指を軽く曲げ、引き出した糸を小指の後ろにまわします。

一段が編めました。糸を手の後ろ側にまわします。

そのまま糸を手のひら側に持ってきます。

画像の6~9をくり返して編み進めます。常に人差し指→中指→薬指→小指の順番で、4本の指を使って編みます。

編み地が長くなってきたら、親指にかかっているループをはずしましょう。
これが「4本指で編むリリアン編み」です。
基本の「4本指で編むリリアン編み」をベースに指編みで作れる作品を紹介します。

基本の「4本指で編むリリアン編み」をするだけでできちゃうマフラー。簡単だからどんどん編めます! 糸の色や種類を変えて作っても印象が違うので色々作ってみましょう。

片方の先につけた大きなボンボンを反対側の穴に通すタイプのマフラー。ボンボンがきちんと止まって外れにくいから元気いっぱいに遊んでも大丈夫。太い糸で編むとボリュームが出ます。

基本のリリアン編みを平らにしたものを4枚巻きとじをしたら、しましまデザインのマフラーになりました。好きな色を組み合わせて作りましょう。

パステルカラーのシュシュ。こちらも指編みで作りました。キュートなヘアアクセサリーが作れます。

ぺたんこだと長方形、かぶるとねこの耳のようなかわいいデザインになるねこ耳帽子も指編みで作れます。

かぶるだけでカジュアルな雰囲気にまとめてくれる帽子。トップの大きなボンボンがかわいい!

下につけたタッセルが素敵な、ななめがけポシェット。
指編みは、特別な技術や道具がなくても楽しめる、今の暮らしにちょうどいい編み物です。短時間で完成し、失敗してもやり直しやすい。その気軽さが、編むことの楽しさをあらためて教えてくれます。
「久しぶりに手を動かしたい」「編み物を始めてみたいけれど難しそう」そんな方に指編みはぴったり。まずは毛糸を手に取って、指から始まる編み物の時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
2026.01.15
2026.01.06