
「何か趣味を始めたいけれど、器用じゃないから挫折するのが怖い……」。そんな方に、おすすめなハンドメイド、シートフェルトで作るぬいぐるみ。
「切りっぱなしでもほつれず、扱いやすい」のがシートフェルトの大きな魅力です。型紙に合わせてカットし、決まった位置を縫い合わせるだけなので、初めてでも歪みのない、きれいなマスコットが完成します。
今回は、初心者でも失敗しないための3つのポイントや、持ち歩きたくなるアクセサリーチャームにするための資材、そして色々なデザインに挑戦できるおすすめの本をご紹介します。
シートフェルトの最大のメリットは、設計図である「型紙」通りに切って縫うこと。羊毛フェルトと違って、自分のセンスで形を整える必要がないので、初めてでも歪みにくく、きれいな作品が作れます。

『フェルトのお守り(LBS8539)』サッカーボールより引用
使うのは基本的に「25番の刺繍糸」。縫い合わせには「巻きかがり」「たてまつり」「ブランケットステッチ」などを使いますが、どれも一度覚えれば簡単です。難しい刺繍技術がなくても、基本の縫い方だけで本格的なマスコットが完成します。

巻きかがりをしている様子
フェルトと糸さえあれば始められる手軽さが魅力。チャームにするためのパーツやビーズなど、気分に合わせて少しずつ買い足していく楽しみもあります。

一生懸命作ったマスコットが完成したら、ぜひチャームにして一緒にお出かけを楽しみましょう。仕上げに使う資材を少し変えるだけで、マスコットの「使い道」がパッと広がります。
一番の手軽さで選ぶなら、カバンにさっと付けられる「ボールチェーン」がおすすめ。もっと和風の雰囲気や、ちょっとした小物に付けたいときは、カラフルな「根付け(ねつけ)紐」を選ぶと、手作りの温かみがより引き立ちます。また、お気に入りのポーチや鍵につけたいなら、丈夫な「ナスカンのキーチャーム」や、小さな「ストラップ金具」を用意しておくと便利です。

「不器用かも」と不安な方こそ、良い道具に頼るのが成功の近道です。
フェルト用チャコペン(サンフェルト):ペン先が細く、細かい図案もスラスラ書けます。
フェルト用接着剤(サンフェルト):染み出しにくく、硬くなりにくい。レースなどの異素材もしっかり接着できます。
カットワークはさみ(クロバー):刃先が鋭く、小さなパーツを正確にカットするのに最適です。
手芸用ピンセット(クロバー):小さなパーツに綿を詰めるとき、これがあるとないとでは作業効率が違います!
丁寧な「印つけ」が、仕上がりの8割を決めます。
1.型紙を写す:本の上に透ける紙(トレーシングペーパーや大学ノートの紙でOK。大学ノートは罫線が入っているので図案写すのにぴったり)を重ねて線を写します。

2.フェルトになぞる:写した型紙を切り取り、フェルトの上に乗せてチャコペンでまわりをなぞります。

3.目打ちで穴を開ける:刺繍の位置などには目打ちで穴を開けます。

4.印をつなぐ:開けた穴からチャコペンで印をつけ、点をつなげて図案を書きます。

5.カットする:印の位置でカットします。

【裏技:小さなパーツの切り方】
小さなパーツは、写した型紙に余白をつけてカットし、セロハンテープでフェルトに直接貼り付け、型紙ごと切るのがおすすめ!印をつける必要がなく、ズレずに一発で切ることができます。

急がず、一定の間隔で縫っていきます。フェルトと同系色の糸を使えば、多少の歪みも目立たないので安心してくださいね。
綿は一度にたくさん入れず、ちぎって少しずつ入れるのがコツ。手足の先など細かい場所は、ピンセットを使って奥までしっかり詰めましょう。
ここでは、初心者の方でも分かりやすく、大人可愛いデザインが豊富な人気の書籍をご紹介します。


手のひらサイズのかわいいフェルトマスコットが作れる本。人気の動物や、おとぎ話のキャラクターなど種類豊富に紹介。作品は全部で83点。どれもほのぼのとした癒やし顔のマスコット。プロセス解説つきで、初心者の方にもおすすめ。チビロビン著。


がんばるあの人に、自分に、作りたいフェルトのお守り。願いごとのお守り袋をはじめ、部活お守りやペットお守り、和と西洋のラッキーモチーフ、アレンジ自在のひらがな&アルファベットまで…全72アイテムをご紹介。すべて実物大の型紙とくわしい作り方つき。


フェルトで作るレトロな雰囲気のどうぶつマスコット&雑貨、喫茶モチーフのマスコット本。バンビやねこ、とり、くまなど懐かしい雰囲気とパステル調に仕上げたかわいいどうぶつたちがいっぱい。作ったあとは、どうぶつと雑貨のマスコットを組み合わせて、バッグチャームやストラップにアレンジして楽しんでください。全作品、実物大の型紙付きです。著者は人気手芸作家の佐々木公子さん。


シートフェルトで作る干支のマスコットとつるし飾りをメインにまとめた本。パッと目を引く色使いや、かわいらしい表情に癒されるデザインばかり。その他も招き猫やふくろうなど人気がある縁起物のマスコットや、お正月やひな祭りなどの季節の飾りものも40点。実物大の型紙つき。


フェルトのドールや動物のマスコットとその着せ替え服などを実物大の型紙と作り方解説とともに全74点掲載。またマスコットのたのしみ方をコラムとして提案。「お部屋に飾る」、「バッグチャームにする」といった従来のたのしみ方の他に今話題の「ぬい撮り」も。さらに作ること自体もたのしんでもらえるようにマスコット作りに便利な道具や材料も紹介。1枚目デザイン・製作 /アンテナアンティーク 2枚目デザイン・製作/大和ちひろ


柔らかい手触りとカラフルな色使いが特徴のフェルトのおもちゃ。この本では普段おうちでできないいちご狩りや魚釣りを楽しめたり…ケーキ屋さんやパン屋さんなどの定番のごっこ遊びのおもちゃをたくさんご紹介。お子さんのおうち遊びに活用しましょう!


簡単に手作りできるフェルトのかわいいおもちゃを掲載した本。楽々作れるアイスクリームや大人も楽しめるワッフル、元気いっぱいのランチセットなど、かわいくておままごとにぴったりな作品が満載!
デザインによりますが、シンプルなものなら1〜2時間、少し凝ったものでも3〜4時間あれば完成します。週末の「自分へのご褒美タイム」にぴったりなボリュームです。
フェルトは摩擦に弱いため、基本的には洗濯不可です。汚れた場合は、水で濡らして固く絞った布で優しく叩くように拭いてください。
シートフェルトは「縫う」、羊毛フェルトは「専用の針で刺し固める」という違いがあります。羊毛フェルトは立体的に形造りをするため、少し手芸上級者向け。初心者さんには、型紙が使えるシートフェルトがおすすめです。
一針ずつ無心になって縫い進める時間は、日常のストレスを忘れさせてくれます。自分で作ったマスコットをバッグにつけたり、お部屋に飾ったりしたときの達成感は格別です。まずは、お気に入りの本と1枚のフェルトから、あなただけの「可愛い」を形にしてみませんか?